
一から作り上げた「五感で食を楽しむ空間」 | この新店舗が持つ最大の特徴はそのレイアウトにあります。今までの効率重視で無駄のないスーパーマーケットのレイアウトの概念とは異なっています。それぞれの売場が有機的につながり、楽しみながら「自然と全ての商品に出会ってもらう」というコンセプトです。建物から全てマーヴェラスで設計させていただきました。正面が北向きの立地で直射日光は入らないため、大きく開口をとりました。入り口を中心にシンメトリー(左右対称)の落ち着いたデザインとなっています。割と雑多な周りの環境に対して、シンプルな建物が一層際立っています。まさに「客を迎え入れる店舗」を具現化したものと言えると思います。 |
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青果売場 | このお店は各売場を異なるそれぞれのイメージでデザインしています。青果売場はヨーロッパのマルシェの雰囲気で、テントをオリジナルで作りました。埃などが溜まらないようメンテナンスフリーのデザインです。セラミックの床は大きなアールをとり、柔らかさと動きを感じさせるデザインです。絵画パネルは畑の風景など、全て手描きにこだわって作りました。 |
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売場と連動する作業場 | 青果売場の奧に作業場を併設し対面機能をもたせてあります。スタッフが効率のいい動きが出来るように動線計画を考えました。吹き抜けで天井が高いため、開放感のある売場になっています。 |
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日配品売場 | 楽しい雰囲気で買い物できるように壁面には手描きの絵をディスプレイしています。 |
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精肉売場 | 精肉売場は作業場と連動する活気溢れる対面売場となっています。ケースの配置を曲げて「当たり面」を作ることにより変化があり、見やすい売場作りに成功しています。床および天井のデザインをケースレイアウトにダイナミックに同調させています。 |
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プロモーションスペース | 売場の中央部に多彩な用途で使えるプロモーションスペースを設けています。売場中央部の天井はシャンパンゴールドです。いい感じで光などの映り込みがあり、売場に賑やかさや動きを感じさせることに成功しています。 |
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惣菜売場 | バイキング方式なので衛生面も考慮したガラスとフレームで囲われた惣菜売場です。この売場も作業室と連動しているため、内装はメンテナンスし易い素材を選択しています。建築的にはこの売場が排煙区画となっており、建築的な制約を逆手に取り意匠的に成功した例と言えると思います。 |
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グロサリー売場 | 惣菜コーナーを出るとグロサリー売場につながっています。壁面棚はオリジナルでデザインされ壁面にはモノクロ写真をディスプレイしました。天井は鏡貼りになっていて、空間が広く見え開放感があります。左側の島陳列棚はドイツ製のもので、1800h エンドがアール形状となっています。 |
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グロサリー売場 | 手前がレジコーナーとなりますが手前の商品棚の高さを低く、奧に向って高くしています。これは売場作りの基本ですが圧倒的なボリューム感がうまく出ています。 |
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ワイン売場 | 階段の形状をそのまま生かしたワイン棚をオリジナルで作りました。収納力抜群です。冷蔵ショーケースもはめ込んで一体感を出しています。 |
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パン売場 | 売場奧が吹き抜けとなった売場です。木の梁や白いレンガの壁で構成しました。野田の本店のデザインを継承しつつ、より都会的なイメージでまとめてあります。ロートレックの絵が描かれたお皿をディスプレイしました。これらも全て手描きです。 |
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キャッシャー | おそらく日本(世界?)初の円形のレジカウンターです。反対側が青果売場です。レジカウンター背面が円形の店事務所となっていてその壁がギフト棚となっています。 |
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