WORLD  FOOD  STORE
世界の素晴らしい食品店 


FAUCHON  MADELEINE  PARIS
フォション マドレーヌ / フランス・パリ(訪問:2012,2014,2018
 
創業1886年の高級食材店。紅茶に香りづけをした「フレーバーティー」で日本でも有名なお店です。2007年にフランスの建築家、クリスチャン・ビーチャーの手によって完成された素晴らしく洗練された店内にはジャムや紅茶は勿論、チョコレート、フォアグラなどが優れたデザインのパッケージを身に纏い、整然と陳列されています。その後、日本の店舗でもこのデザインが踏襲されました。2018年に再々訪した時には全面的にリニューアルされてはいましたが、2007年のデザインがあまりにも画期的だったため、新鮮味に欠けた印象を受けました。とはいえ本店、アネックス共にウィンドーディスプレイが特に素晴らしいパリを代表するフードショップであることは間違いありません。


 本店のファサード。ブラックの外観にロゴが映えます。ガラス面のピンクのカラーシートが新鮮です。

こちらはアネックスのファサード。ブラックの外観にピンクのサッシがアクセントに。

反射する艶のあるホワイトの天井、壁のパープルピンクのネオンサイン。ホワイトの什器。

アネックス地下のワイン売場。程よく暗い照度設計で、間接照明の効果が効いています。木目の什器。

以前はパン売場だった部分が24時間営業のイートインカフェにリニューアルされていました。

DAYLESFORD ORGANIC  LONDON
デイルズフォード オーガニック/ ロンドン(訪問:2012,2014
 
農薬や化学肥料を使う効率重視の農業に疑問を感じていた創業者は英南西部コッツウォルズの農場でオーガニック農法を始めました。そして2002年、農場に店舗を併設して農場直送の青果や精肉、加工食品、オーガニック生活雑貨などの販売を始め現在に至ります。店舗は一般的なファームショップ特有の田舎臭い感じは無く、白を基調とした木をふんだんに使い、明るく都会的なデザインに仕上げられています。ファサードも大きなガラスを使い、開放的なデザインです。白い壁にブラウンのテントが落ち着きと洗練さを醸し出しています。また、売場に併設されたカフェ・レストランではオーガニック食材を使った料理を提供しており、人気となっています。ここではあくまでインテリアは背景であり、主役はオーガニック食材なのです。中でも青果の平台陳列が美しく、売場に彩りを与えています。


 ノッティングヒル店のファサード。白い壁に大きなガラス窓、ブラウンのテントが落ち着きと洗練を与えています。

同店の入り口周り。青果平台と左手にキャッシャーカウンター。ナチュラルな空間に美しく果物・野菜がディスプレイされています。

おしゃれなカゴに美しく並べられたオーガニックの野菜。プライスカードも含めて買い手の購買意欲をそそります。

こちらはピムリコロード店の中二階にあるカフェレストラン。壁に大きな木の輪切りがディスプレイされたナチュラル感いっぱいのインテリアです。

こちらはコッツウォルズ店の店内。開放感のある吹き抜けの高い天井が特徴です。全体にファーム・モダンなイメージです。

LA GRANDE EPICERIE DE PARIS
ラ・グラン・エピスリー・ドゥ・パリ / フランス・パリ(訪問:2012,2018)
 
パリの老舗デパート「ル・ボン・マルシェ」の食品売場が新しくリニューアルされました。1923年に作られたアールデコ調のクラシカルな外観とは反対に内部空間はガラッと趣を変え、白く清潔感のある洗練された空間に生まれ変わりました。これまでの保守的だったパリのエピスリー(食料品店)のイメージを大きく変えました。特筆すべきはそのレイアウトです。2700平方メートルとかなり広い売場面積ですが、売場中央に軸を通した、わかりやすいゾーニングとなっています。シンプルなサインも見やすく、各売場も個性を持ちながら品良くまとめています。


 歴史を感じさせるクラシカルで品格があるファサード。青空に白い建物が映えます。

白を基調にモダンで高級感があるインテリアにリニューアルされた。照明のラインが綺麗です。

道路からも売場からもガラス越しに製造工程が見える菓子売場。グラフィックも素敵です。

客の目の前で肉をカットするシズル感のある肉売場。冷蔵庫はガラス貼りで演出しています。

NATURAL KITCHEN  LONDON
ナチュラル キッチン(訪問:2012,2014)
 
ヒースロー・エクスプレスの発着駅であるパディトン駅にも近いメリルボーン地区。トレンディかつセンスを併せ持ったショップが並ぶ洗練されたこのエリアで2007年のオープン以来、成長を続けてきたオーガニック・デリストアです。トレンドに敏感で健康志向のロンドナーたちでいつも賑わっているショップは1階にデリカウンターをメインに食品、イートイン、カフェで構成され、二階はカフェ・レストランとなっています。また地下階には雑貨の売場があります。経営者のセンスが反映されているであろう店内はおしゃれで居心地がいいです。


グレーでまとめたシックなファサード。黒板サインなど配色にセンスが感じらます。

デリ対面売場を兼ねたレジカウンター。ほどほどのラフさが落ち着きを感じさせます。

オープンな肉売場。客の目の前で肉をカットするアクティブな見せ方をしています。

店内いたるところにイートインカフェがあリます。二階はレストランになっていて、いつも満席です。

EATALY  MILAN
イータリー ミラノ スメラルド店(訪問:2015)
 
ファッション・ディストリクトとしての再開発が進み、近年ますます活気を帯びているガルバルディ地区にイタリア産のクオリティの高い食品だけを集め世界に発信する「イータリー」が新しくオープンしました。特にこのミラノ店は劇場をイメージした、トップライトを持つ三層吹き抜けのダイナミックな空間が特徴です。バンドによる生演奏があり、七つのレストラン、イートイン、カフェを併設する「食」のワンダーランドです。ゾーニング、空間のバランスも素晴らしく、思う存分「食」を楽しめる空間となっています。これは必見の店舗です!


斜めにせり出した、総ガラス張りのファサードが特徴。「EATALY」の大きなサインが映えます。

劇場をイメージした三層吹き抜けの開放感のある空間。生演奏のバンドが音楽を奏でます。

白いタイルに海の絵が描かれ、氷敷きのケース。雰囲気たっぷりの魚売場です。

吹き抜けに面して二階と三階にレストランがあります。店内の賑わいを直に感じられます。

MARCHE  RASPAIL  PARIS
ラスパイユのビオマルシェ(訪問:2012)
 
パリ6区のラスパイユ通りに立つビオ(有機農産物)のマルシェです。1989年から始まり、有機栽培であることを認証された「AB」ラベルの商品を取り扱っていて、朝早くから美食を追求するパリジャンたちで賑わうマルシェです。長さ約500mの中に野菜、肉・魚、乳製品、ワイン、コーヒー、ワインなどがバランス良く配置されています。パリには多くのマルシェが存在しますが、ここはプレゼンテーションが上手でおしゃれ感が漂います。商品のパッケージ、陳列の仕方などはとても勉強になります。日曜日のみの営業です。


メトロ12号線の「Rennes駅」を出たらマルシェの入り口。雰囲気あります。

イエローのストライプでわかりやすく、可愛い乳製品コーナーにはチーズの種類が豊富。

野菜が無造作に置かれているようだが、きちんと計算されたプレゼンテーション。

野菜の木箱や並べ方、プライスカードなど、全てが美しく購入意欲をそそります。

ZABAR'S  NEWYORK
ゼイバース ニューヨーク(訪問:1995,2011)
 
1934年、魚の燻製専門店として創業したニューヨークのグルメスーパーマーケットの草分け的存在のお店です。創業者のゼイバー夫妻の掲げる「最高品質の商品を適正な価格で販売する」というコンセプトを具現化したお店で、食に関心の高いニューヨーカーたちで店内はいつも賑わっています。一階は対面販売をメインとする食品売場となっており、とにかく店内は美味しそうな食品で埋め尽くされており、そのボリュームに圧倒されます。視覚、嗅覚、味覚と客の五感を刺激する唯一無二の食品店です。また二階はキッチングッツ売場で、オリジナルのカップやエコバックなども人気があります。


セントラルパークからすぐの立地。クラシカルなファサードにオレンジのロゴが目印。

600種類もあるという圧巻のチーズ売場!視覚、嗅覚、客の五感を刺激します。

客の流れに沿って要所要所に対面売場を設けた優れたゾーニング。レイアウトのうまさを感じます。

とにかく商品の陳列ボリュームがすごい。圧倒的な食の空間がここにあります。

HARRODS  FOOD HALL  LONDON
ハロッズ フードホール(訪問:2012,2014)
 
1834年創業のイギリスを代表する老舗高級百貨店ハロッズはイギリス最大の売場面積を誇ります。「世界一の百貨店」と称されるハロッズの原点は紅茶を主体とした食品雑貨の小売店から始まりました。一階にあるフードホールは18の食品店が出店していて、その豪華な内装はまさに世界一!圧巻です。各食材売場にはイートインコーナーが併設されており、ステーキやシーフードなど高級な食材をその場で楽しむことができます。とにかく食材のプレゼンテーションが素晴らしく、ここまで「食」を目で楽しむことができるお店は他にないのではないでしょうか?


道路に面してショーウィンドーとなっているファサード。モスグリーンのテントが目印です。

フードホールはカテゴリーによってそれぞれ部屋のように作られている。こちらは紅茶などの売場。

天井まで草木のレリーフが施された豪華で雰囲気のあるフルーツ売場。大理石の床。

店内いたるところにイートインがあり、常にグルメな客で賑わっています。こちらはシーフードBAR。

I N D E X


FAUCHON MADELEINE PARIS
フォション マドレーヌ パリ


DAYLESFORD ORGANIC LONDON
デイルズフォード オーガニック ロンドン


LA GRANDE EPICERIE DE PARIS
ラ・グラン・エピスリー・ドゥ・パリ パリ


NATURAL KITCHEN LONDON
ナチュラルキッチン メリルボーン ロンドン


EATALY MILAN
イータリー ミラノ スメラルド


MARCHE RASPAIL PARIS
マルシェ ラスパイユ パリ


ZABAR'S NEW YORK
ゼイバーズ ニューヨーク


HALLODS FOOD HALL LONDON
ハロッズ ロンドン