店舗区画が施設の最奥にゾーニング（配置）されているため
顧客に認識されやすいよう売場の明るさとカラーリングを意識してプランニングしました。ファサード（外装）はダークグレーの下がり壁で区切り、絵画で言う「額縁」の役割を持たせています。また、光のラインを効果的に配置し、売場奥に誘導する役割を与えています。店頭サインは視認性を考慮して高めの色温度設定に。

買い物する楽しさを演出するためパリのマルシェ（市場）をイメージしました。
果物や野菜の陳列に高低差をつけ、ボリューム感が出るよう什器設計をしています。
ダークな什器色に対してより商品が際立ちます。天井の照明器具はオリジナルで製作しました。

鮮魚売場の奧に作業場を併設し対面機能をもたせ、顧客とのコミュニケーションを実現しています。壁から出ている照明アームにより、商品を魅力的に演出しています。
壁面のイラストは全て手描きです。

壁面を全てグレージュ色のタイルで仕上げ、清潔なイメージを演出しました。
作業場が見える窓に対してテントを模した半円のデザインを施し、空間に柔らかさ
を持たせました。ボール球照明のブラケットはオリジナルで製作しました。
ブラックの冷蔵ショーケースとホワイトの平台のコントラスト。

施設のメインコンコース突き当たりのファサードデザイン。
コンコースにつながるゾーニングをとり、自然に売場内に誘導するよう計画。
陳列棚も高さを抑え、入りやすさと見通しの良い空間バランスに。

セルフとフルサービスのレジを合わせて配置したキャッシャーコーナー。
清算の時間をいかに気分良く過ごせるかを考えて天井を空色にペイントしています。
売場の中で唯一、外光が入る場所でもあるので明るさと爽やかさを感じられるようプランしました。